名古屋の恋愛をこじらせた男

学生時代は恋愛を捨て勉強に専念。某有名国立大学を卒業して社会人になるが全くモテず。 恋愛をこじらせた元優等生が様々な女性へ思いをはせる。

定食屋で一人でご飯を食べに来ていた女性をナンパした結果

仕事終わりド平日のの午後10時

仕事が遅かなったため夕飯を定食屋で済ませて帰ろうと思った

 

定食屋に入ると中には人が5、6人

周りに人がいないテーブル席に座る

 

後方のテーブル席に女子2人組が座った

大声で話していて女子会で盛り上がっている

酒が入ってるようでマジでうるさい

運が悪い

 

メニューを選んでいると隣の空いたテーブル席に1人の女性が座った

女性の方をチラ見

 

20代半ばぐらいの可愛い女性だった

見た感じはアパレルぽい

運が良い

 

かなり疲れてるようで眠そうな表情で本を読んでいる

この時間に1人で定食屋に来るということは恐らく一人暮らしだろう

流石にこの時間から自炊はしたくない

 

話しかけたいが、さすがに場所が定食屋だと恥ずい

しかもナンパしたら後ろで女子会をやっている女子たちの飯のネタになるだろう

 

とりあえず注文した定食がテーブルに来たので飯を食べる

腹が減ってたのでうまい

テーブル横の醤油をとると見せかけてチラ見

隣の女性はガチ眠し始めていた

 

しばらくして女性のテーブルにも飯がきた

話しかけるきっかけが欲しい

 

「そのメニューうまいですか?」 

でいこうと思ったが冷静に考えるとキモイ

何人の食い物見てんの?って話だ

 

飯を食い終わってもネタが浮かばない

ここはシンプルに行くしかない

 

「めちゃで眠そうすね!!」

少しテーブルが離れて気づくか不安だったが女性が反応

驚いたような表情をしている

まあ当たり前だ

 

続けて、「残業すか?」「寝る時間ないですよね」「よくここ来るんですか?」など当たり障りのない内容

女性は終始苦笑い

手応えは微塵も感じない

さらに、女子会2人が静まりかえりこちらを観察している

さっさと1人で退店したい 

 

だがここで引くのは何より恥ずい

彼女の情報を引き出せぬまま5分ぐらいが経過

最重要情報として酒が多少飲めることが分かる

 

お互い定食を食い終わったタイミング

「このあと一杯だけ飲みに行かない」

と打診

 

「さすがに平日なのでキツイ」とのこと

 

「では帰りの駅までご一緒に!」

良いとも悪いとも何とも言えない微妙な反応

 

とりあえず一緒に会計まで進む

もちろん会計は別だ

外で先に待っていると彼女がやってきた

 

何だかんだ駅まで一緒に帰ることに

駅までだいたい10分ほど

この間に彼女の住んでいる場所や趣味の話など色々な話が聞けた

 

駅でナンパされることがある定食屋でナンパされたのは初めてとのこと

当たり前だ

俺も初めてだ

 

この10分間でだいぶ彼女とコミュニケーションが取れた

店内では本気で眠く外に出たら少し目が覚めたらしい

 

駅の改札に入る前に LINE をゲット

次回飲み会に行く約束を取り付ける

果たして飲み会は実現するかどうか